謝罪文には、誓約書や念書を同封することも有効です。夫が妻へ書く誓約書、念書とは、過ちを認め、もう二度と○○しません、という内容が一般的です。しかし、離婚されないために、という点で、それだけでは意味がありません。もう二度と○○しない、というのは当たり前のことで、わざわざ書いて渡しても、さほど効果はありません。むしろ、逆効果になることもあります。
一般的な誓約書に書いてあること
・もう浮気しません
・二度と浮気相手と会いません、連絡しません
・また浮気したら離婚に応じます
・離婚するときには慰謝料を払います
・スマホをいつでも見てください
・GPSでいつでも居場所を確認してください
・家事育児を頑張ります
ただの自己満足、奥様が望むことが書いていない
例えば、スマホを見ていい、GPSで居場所が分かるようにする、という項目をよく見ます。
では、本当に奥様はそんなことを求めているのでしょうか?
まず、奥様もそんなに暇ではありません。家事や育児、仕事など、やることがいっぱいあります。常に監視できる人は多くありません。そもそも、夫が浮気していないか確認する作業など、苦痛でしかありません。それがどれだけ惨めな行為か、想像できますか?
それでも、苦痛でも惨めでも、浮気されて辛くて、夫を信用できず不安で、どうしようもなく、そうした行動をするのです。
スマホを見せてやっている、という男性がいますが、そうせざるを得ない状況にした責任を、どれだけ理解しているでしょうか。奥様の気持ちを理解せずにこうした項目を書くひとは、ただの自己満足でしかありません。
重要なことは、いま、奥様がどんなことを不安に思っていて、ご主人がどういう行動をすればどう感じるか、を真剣に想像し、その対策を書くことです。
よくある間違い
男性が自分で考えた誓約書、念書をよく読む機会があります。だいたい同じような内容です。前半はインターネットのサンプルと同じで、不倫を認めます、もうしません、などです。
誓約書作成サポート
当事務所では、謝罪文に添付する誓約書の作成もサポートしています。費用は2万円(税別)です。※通常は3万円(税別)ですが、謝罪文作成サポートの方は1万円割引としています。
この誓約書はこれまでたくさんの浮気された奥様が、こうしたことを約束して欲しい、という内容を蓄積したものです。浮気された女性にお見せすると、こんなことを約束する人がいるんですね、もともとこういう不満がありました、など、浮気された奥様でも関心するような内容になっています。ご主人の性格、働き方、子供の有無など、要素によって内容は異なります。
再構築のための誓約書
この誓約書は、浮気された女性に対しては、「再構築のための誓約書」としてご案内しています。浮気されて、それでも夫と離婚したくない、という女性が再構築するために必要な項目が中心です。
つまり、離婚しない前提で、どうしたら良いか、という内容です。離婚されたくない男性にとっても、きっとお役に立てるはずです。
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